PARTNER'S VOICE
パートナーからの声
「フラットな人間関係」と「自由な雰囲気」で、人材育成に取り組んでいる。
お客様に直接ご提案し、潜在的ニーズへの解決策を提供する“元請け”スタイルにこだわる恒電社。
現在は法人向け電気設備工事や、太陽光発電システムのEPC(Engineering:設計、Procurement:調達、Construction:建設)を手掛ける当社も、創業当時は下請け中心の電気工事店だった。
そんな恒電社の経営スタイルが転換を遂げた背景には、パナソニック株式会社のエキスパート工事店制度がある。
今回は長年、恒電社をご支援いただいているパナソニック株式会社 エレクトリックワークス社を経て、現在はパナソニック株式会社 Make New Culture Waveにて、カルチャー改革を行う永田 文子様にインタビューを行った。
目次
顧客の快適な生活を実現する「エキスパート工事店」
パートナーシップの始まり
―――まずは、永田様のお仕事の内容と、恒電社との出会いについて教えていただけますか?
現在、私はパナソニックのMake New Culture Waveという部署で、カルチャー改革を担当しています。
恒電社さんと出会ったのは2013年。私がパナソニック エレクトリックワークス社の営業部門で、住宅市場の電材業界活性化を推進するプロジェクトに従事していた頃でした。
恒電社さんとの連携はその一環として始まり、現在も代表の恒石さんとは公私ともに仲良くさせていただいています。
―――「住宅市場の電材業界活性化を推進するプロジェクト」とはどのようなものだったんでしょうか?
パナソニックでは、住宅市場において、自らお客様に寄り良い住まいの電気設備の提案をする電気工事店様を「エキスパート工事店」と呼んでいます。そんなエキスパート店を増やすためのプロジェクトでした。
当時から、既に恒電社さんは自社で提案から施工まで行う体制を取られていたので、そのプロフェッショナルな姿勢と顧客第一の姿勢に感銘を受けたのを覚えています。
住まいの電化はパナソニック エキスパート工事店
引用:Panasonic|DENZAI TERASU
よりよい住まいの電気設備提案を通じてお客様の幸福なくらしを実現し、生涯にわたる信頼関係を構築することを目指す電気工事会社様の会
恒電社との取り組み
―――具体的に、恒電社とはどのような取り組みをされてきましたか?
恒石さんには首都圏のエキスパート工事店向けのセミナーにご登壇いただくなど、多方面でお世話になりました。
エキスパート工事店プロジェクトの最大の目的は、地域の住宅や非住宅市場(工場や商業施設など)での電気工事を通じて、顧客の快適な生活を実現することでした。
恒電社さんは技術力のみならず、顧客ニーズに応える柔軟さで存在感を示し、モデルケースとして同業者に影響を与え続けました。他の工事店様も「あんなふうになりたい!」と、意識が変わっていくのを傍で感じていましたし、私たちにとっても非常に貴重な存在でした。
顧客との信頼関係を重視し、高い品質でサービスを提供していた恒電社さんは、当時から単なる工事業者の枠を超えて、真の「プロフェッショナル」だったと思っています。
―――「エキスパート工事店」としての恒電社や、パナソニック様との協働について、他にも印象的だったことがあれば教えてください。
恒電社さんがエキスパート工事店として、その信頼性を高めてくれたことは、結果的に私たちパナソニックのブランド価値向上にも大きく寄与しました。
恒電社さんが模範となることで、他のエキスパート工事店も品質向上に注力するようになり、全体のサービス品質向上にもつながったと考えています。
また工事店の皆様との関係もさることながら、振り返って印象的なのは地域社会を大切にする姿勢ですね。
コロナ禍になるまで毎年、伊奈町の本社で地域交流祭を開いていたんです。
私も「今年はどんな催しをしましょうか?」と企画段階から入らせていただき、社長の恒石さんだけでなく、従業員の皆さんと一緒に作り上げていくのがとても楽しかったです。
加えて、これは個人的な話ですが、当時の電材業界はどうしても男性が多い業界で、女性というだけで肩身の狭い思いをすることも少なくなかったんです。そんな中、恒石さんが私の仕事への熱意を見てくださり、非常に協力的に接してくださったことはとても嬉しかったですね。
「人材育成に対する意識がさらに高まった」
恒電社の変化と進化
―――長年の関わりのなかで、恒電社にはどのような変化があったと思われますか?
変化として、まず感じるのは人材の若返りです。
数年前と比べると、社員の皆さんがさらに若々しく、エネルギッシュになり、一人ひとりの個性がしっかり活かされているところも素晴らしいと感じます。
働き方やオフィス環境も洗練され、従業員がフラットな関係で働ける風土が、より整っているようですね。
―――それらの変化の理由については、なぜだと思われますか?
恒石さんは昔からリーダーシップの強い方で、周りを引っ張る力がありましたが、以前に比べて人材育成に対する意識がさらに高まったように感じます。
もちろん陣汰さんが加わった背景もあると思いますが、経営層が先頭に立って従業員の成長を促し、社内に新しい風を取り入れているのは、長年のパートナーとして見ていても素晴らしいですね。
恒電社の特徴
―――それでは、恒電社の「他の電気工事店にはない強み」について教えてください。
恒電社さんの一番の特長は、フラットな人間関係だと思っています。
これは業界では珍しいことで、通常は工事職と営業職の間に距離があるケースも少なくありません。
しかし恒電社さんでは、社員どうしの意見交換が活発になされる、全員が気持ちの良い挨拶をしてくれるといった、非常にオープンで風通しの良い文化が根付いていると感じます。
恒石さんのことも「社長」ではなく、皆さん「さん」呼びですよね。今でこそ珍しくないかもしれませんが、パナソニックでも当時、組織的に「さん」付け運動が行われていたほど、実は先進的だったと思います。
―――ありがとうございます。確かに「社長」や「部長」など役職で呼ぶことは、弊社ではまずないですね。
他には設備の面でも、社員さんが気持ち良く働ける環境を整えていらっしゃると感じます。
最新の設備が整ったオフィスだけでなく、働きやすさへの工夫や遊び心のある空間づくりが随所に見られます。
例えば、本社や倉庫の敷地内にバスケットコートやサッカーゴールがあったり、オフィス内ではいつもジャズが流れていたり、他の工事店では見られない特色が面白いですね。癒しを提供してくれるワンちゃんもいますしね。
―――実は最近、さいたま支社には卓球台も来ました。(笑)
ほんとに遊び心満載ですよね!そういった自由な雰囲気も、貴社の魅力であり、特長の一つだと感じます。
働くときは一生懸命働く、休みの時間や遊ぶときは自由に過ごす。一日の中でも、きちんとメリハリをつけて仕事されているからこそできることだと思います。ちなみに雲梯もありますけど、あれは私の案ですよ。(笑)
恒石さんから新オフィスの構想をお聞きした時に、健康経営の観点からご提案させていただきました。
多様な“個”の中で、自ら行動し、仲間と共に成長を楽しむ
恒電社に合う人材像
―――恒電社で活躍しているのは、どのようなタイプの人だとお考えですか?
前向きで積極的に行動できる方が合うと思います。
恒電社さんには、自分の裁量で行動できる風土があり、責任感の強い方が自然と成長し、活躍されている印象がありますね。
あと皆さん個性が強いですね!多様な“個”の中で、自ら行動し、仲間と共に成長を楽しむ姿勢が、活躍する人の共通点の一つなのではないでしょうか。
反対に、他人任せな姿勢の人や、どこかでズルしちゃうような人では、他の人がまぶしく映っちゃって、居づらくなっちゃうところもあるかもしれませんね。
恒電社への期待
―――最後に、パートナーとして恒電社に期待することやアドバイスがあれば教えてください。
恒電社さんは、すでに自家消費型太陽光発電システムや電気設備工事を中心とした事業で地域に貢献し、成長を続けていらっしゃると思います。
なので、さらなる期待としては、恒電社さんが日本全国でその存在感を高め、業界全体を活性化してくれることを祈念申し上げたいです。
また採用と人材育成に引き続き力を入れることで、社会全体に大きなインパクトを与えてほしいと願っています。さらに言うと、この業界だからこそ、女性のさらなる活躍も期待したいですね。
―――永田さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!