INTERVIEW

社員インタビュー

蛎崎 泰祐 さん 施工管理職(2018年入社)

「裏方でもあり、リーダーでもある。」IT企業出身の施工管理職の考える、真の“お客様視点”とは?

PROFILE
入社年
2018年
部署
エネルギーマネジメント事業部 施工管理職
略歴
新卒からSIerとしてIT業界を経験。恒電社に参画後は、徹底したリスク管理と持ち前の人柄で、社内外を繋げ動かすハブとして活躍している。

「何事もお客様視点で考える。ニーズを的確に捉え、それに応える必要がある。」と語るのは、エネルギーマネジメント事業で施工管理を務める蛎崎泰祐。

前職ではSEとしてIT業界で経験を積み、2018年に恒電社に入社した。

職種や業界を超えてスキルを活かし、お客様はもちろん社内からも、常に“期待以上の価値を提供する”ことで定評のある蛎崎。

仕事の醍醐味や、多くの求職者が抱く業界変更における不安とその克服についても聞いた。

期待を越えて、現場を支える

現在の業務内容について

―――現在担当している業務内容を教えてください。

受注した工事の“契約後から引き渡しまで”を一貫して担当しています。いわゆる「内勤」的な要素と「外勤」的要素どちらもあるのが、恒電社の施工管理職の特徴です。

例えば、太陽光発電システムの細かな設計申請、工程表の作成スケジュール管理、安全管理、原価管理、それから現場の管理などがあります。

―――恒電社には「施工管理職」希望で入社したんですか?

いえ、入社した時は「なんでもやります」というスタンスでした。(笑)

前任の方が退職されることになって(当時は施工管理職は1名だった)思わぬ形でというか、誰もいないんだったら僕にやらせてください、って感じでしたね。

人が足りてないとか、人が困っていることをやりたい性格なんです。

―――日々の仕事の中で、特にやりがいを感じる点はどこですか?

やりがいは、何と言ってもお客様の期待を超える瞬間ですね。

お客様が持つ一般的な建設業のイメージを覆し、期待以上のサービスを提供することで、その驚きや感謝の声を直接聞ける瞬間、非常に大きな達成感を感じます。

―――どのようにして期待を越えているのでしょうか?

当たり前のことを、当たり前にやるだけです。

「営業担当との商談や契約が一通り終わり、次は工事担当がやって来る」と聞くと、お客様はいわゆる“ザ・職人”を想像されるんです。

事実として、不愛想で一般的なビジネスマナーを重視していない業者さんも少なくないと聞きます。これは良し悪しの話ではなく、業界によって“異なる当たり前”が存在しているだけです。

私は前職でIT関連の仕事をしていて、プロジェクト管理が主な業務でした。

その時に学んだ厳密なスケジュール管理や、クライアントとの細かいニーズの調整などが、私にとっては「当たり前」であり、現在の施工管理職に大いに役立っていると思っています。

―――当時(前職)の仕事内容について、さらに詳しく教えていただけますか?

独立系のSIerで働いていました。

色んな企業の中に入り込んで開発を行う仕事なので、拠点を移しながらプログラム書いたり、システムを作ったりして働いていましたね。

特に大きなプロジェクトでは、多くの関係者との協調を図ることが求められます。これが、現職での協力業者やクライアントとのスムーズなコミュニケーションにつながっていると思います。

恒電社に入社したきっかけ/決め手

―――そんな蛎崎さんの転職活動や、恒電社に出会った経緯についても教えてください。

前職で、大きな開発プロジェクトのリーダーを任せてもらったことがあったんです。

ちょっと専門的な話になるんですけど…ITの世界ではシステムを作る際に一定のバグが検出されるのは当たり前で、そのバグを直していくことで品質を管理します。

そのプロジェクトで、一度「完璧」を目指してみたんです。設計書もテスト仕様書もコードも全部、部下たちが作ったものを自分がチェックをして、レビューしてって…。

そしたら、何のテストをやってもバグが1個も出なくて、大袈裟ですけど、システム業界の常識を完全に覆しちゃったんですよ(笑)。

でも、それが出来たことで満足しちゃって、完全にワールドカップ症候群に陥ってしまったんですよね。で、転職サイトを見始めました。

ワールドカップ症候群
モチベーションを高く保っていた人が、突然やる気を失ってしまう状態の例え。燃え尽き症候群、バーンアウト症候群とも。

―――IT業界から電気・エネルギー業界というと、大きなキャリアチェンジですよね。

もともと車をいじったり、家のDIYをしたりするのが好きで技術系の仕事に興味があったんです。でも、さすがに電気工事って素人じゃ出来ないじゃないですか?

だったら仕事として学んでいこうと。それで、転職サイトで「電気工事」と調べて出てきた恒電社に応募しました。あとは前職が都内で、毎日大変な思いをしてたので、車通勤が出来ることも嬉しかったですね。

―――入社の決め手は何だったんですか?

結論から言うと「人」ですね。

面接で代表の恒石さんに会って「エネルギッシュで面白い人だな」と感じましたし、現エンジニアリング事業部長の高橋さんと喋って気が合いそうというか、直感的に「ここだ!」と思わせくれたんですよ。

―――入ってから何かギャップは感じましたか?

もともと300~400人の会社にいたので、色んな違いは感じました。

前職では、会社が敷いたレールの上を上手に走っていくイメージだったんです。社歴に応じた「あるべき姿」がなんとなく定義されてて、トップダウンで全員に浸透している。

「〇年目だったらここまで出来ないといけないよね」って同期と切磋琢磨して頑張る感じです。

一方で恒電社は、自分でレールを敷いて走るイメージ。

どちらにも良い点はあると思うんですが、課題解決の“アクション”に到達するスピードは、恒電社が圧倒的に速いんですよね。

もちろん恒電社にも、リーダーとして会社を引っ張ってくれる存在はいますが、改善案や意見をダイレクトで経営層に伝えられる。

中小企業だとはいえ、なかなかこの距離感で経営層と一緒に仕事ができる会社はないはずです。恒電社の強みだと思います。

働いているうえで大事にしていること/気を付けていること

―――日々の業務で特に心掛けていることってありますか?

お客様に対して「正々堂々」と、正しいことからブレない行動を心がけています。

これ言葉にすると綺麗ですけど、普段から徹底するのって難しいと思うんですよ。でも、恒電社の人って行動指針として「正々堂々」が染みついている。

仕事を進めていく上で悩むとき、同僚と話していても「いや、この選択は正々堂々じゃないよね。こっちにしよう。」という言葉が出てくるんです。みんな普段から意識しているんじゃないですかね。

あとはお客様や協力業者さん、社内の人とのコミュニケーションで、とにかくリスペクトを持って接すること。みんな同じゴールを目指す仲間ですからね。発電所を建設する一つのチームなんです。

そして全員で最高のアウトプットを出すためにも、出来るだけ先回りして情報を集めておいて、聞かれたことを宿題として持ち帰らないとか、社内でも情報を明確に早く共有することを心掛けています。

「裏方であり、リーダーでもある。」

優秀な施工管理職とは?

―――蛎崎さんの考える「優秀な施工管理職」とは、どんな人だと思いますか?

単に技術的な知識やスキルを持っているだけでなく、プロジェクトを円滑に進めるためのコミュニケーション能力を備えている人ですかね。

繰り返しになりますが、ゴールへ辿り着くために重要なのは、一つのチームとして適材適所での役割の遂行だと考えています。

施工管理職は、仕事が進めやすいように分担していく「裏方」でもあり、時に「リーダー」にもなり得る役目です。そういう意味では、予期せぬ問題が発生したときに柔軟に対応できる能力も必要ですね。

これらのスキルをバランスよく持ち合わせていることが、優秀な施工管理職の条件だと私は考えます。

―――そのような優秀な施工管理職になるために、どんな行動や思考が必要だと思いますか?

優秀な施工管理職になるためには、まず問題解決能力を養うことが非常に重要だと思います。

潜むリスクを、いかに先回りしてトラブルが起きないようにする。事故を未然に防ぐ行動を、どれだけ多くとれるか。これに尽きるんじゃないですかね。

具体的には、施工面だけでなく、材料の調達、申請業務、お客様への対応など全てにおいて、常に頭を使いながらリスクヘッジしていく。常にチャレンジ精神を持ち続け、失敗を恐れずに新しい試みを行い、失敗から学んで改善を重ねることが求められます。

―――そんな蛎崎さんが過去に直面した挫折や失敗について、具体的なエピソードを教えてください。

挫折や失敗にあたるのか疑問ですが、昔は法人のお客様とお話しすることに、非常に苦手意識を持っていました。

SE時代に金融系のシステムを担当していた時期には、失敗が許されない重圧の中での対話が求められていたので、それが原因かもしれませんね。

―――その苦手意識は、どうやって克服したんですか?

徹底したのは、事前の準備です。

情報を揃えて、綺麗な資料を作って圧倒する、理解しやすい資料で、わざわざ細かい説明をしなくても伝わるようにする、などいわゆる「武装手段」を覚えました。

そうすると徐々に、自信を持って対話できるようになってきましたし、恒電社に入ってからは、ありがたいことに評価を頂いたり、成果を実感する時もあります。

昔は本当にトラウマだったことが、こんなに無くなるんだと自分でも驚いています。

常にお客様視点で考える。

これからの恒電社と蛎崎さん

―――これから恒電社でどんなことにチャレンジしたいですか?

何事もお客様視点で考えることを、社内全体に浸透させていきたいですね。

MVVの達成には、会社の継続的成長が不可欠です。そのためにも、目の前のお客様のニーズを的確に捉えて、それに応える必要があると考えています。

普段の行動一つ一つが「お客様のため」になっているかどうか考え、実現させることは簡単ではありません。それでも、常に自問自答する姿勢は社員全員が持つべきだと考えています。

あと私個人では、これまでと同じように「Giver(与える者)」の精神で、人でが足りていない仕事、困っている人がいる仕事を率先して行っていきたいと考えています。

―――最後に、恒電社はどんな人に特に向いていると思いますか?

受け身ではなく「圧倒的当事者意識」をもって、目的を考えながら行動できる人には非常に向いています。

また比較的小規模な組織であるため、自分の行動が会社全体に直接影響を与えることを楽しめる人が、仕事を充実して感じられるはずです。その分、秩序を保ちながら気を配ることも求められると思います。

―――蛎崎さん、今日はありがとうございました!

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